入門編3:レンズのF値と焦点距離の違い|初心者が最初に知るべきポイント

こんちは!Photography Bloggerのあっちけいです。

先日フォロワーさんの写真を見て「凄いボケ感!YOUどんなレンズを使ってるんですか?」って聞いたら「105mm F2.8だよ」って言われて、「…そうなんだ。へぇ〜すごい」としか返せなかったんだよね。

F値って何だ!mmってどこの寸法だ!

焦点距離とかF値とか、カメラを始めたばかりだと意味不明な用語が多い。
そこで今日は、私自身が最近学んだ「レンズの基礎知識」をシェアしていこうと思う。

目次

焦点距離って何だろう?レンズに書かれた謎の数字「mm」

レンズに「24-70mm」とか「50mm」とか書いてある謎の数字。
実はこれが「焦点距離」といって、レンズの中心からイメージセンサーまでの距離をあらわしているんだ。

単位は mm(ミリメートル)で表されていて、「○○mmのレンズ」ってよく聞くよね。
これがまさに焦点距離。

ざっくり説明すると「レンズがどれくらいズームできるか」や「どんな見え方になるか」を決める数値のこと。

焦点距離で何が変わるんだろう?

それじゃあ、そのmmの数字「焦点距離」が変わると何が起きるんだろうか。
順番に説明していくよ。

焦点距離で写る範囲(画角)が変わる

写る範囲(画角)が変わる
  • 長い焦点距離(望遠):85mm〜300mm以上
    → 遠くのものが大きく写る。運動会や野鳥撮影に最適。
    → 背景がボケやすく、被写体が引き立つ。
  • 短い焦点距離(広角):10mm〜35mmくらい
    → 広い範囲が写る。風景写真にピッタリ。
    → 遠くのものは小さく写る。
  • 中間の焦点距離(標準):約50mm前後
    → 人の目で見たときに近い自然な画角。
    → スナップやポートレートに使いやすい。

焦点距離で背景のボケ方が変わる

焦点距離が長いほど、背景がふわっとボケやすい
たとえば85mmや135mmで撮るポートレートは、主役がクッキリ浮かび上がって、背景がキレイにボケる写真になりやすいよ。

焦点距離で遠近感が変わる

遠近感
  • 広角だと → 遠近感が強くなる(手前と奥の差がハッキリ)
  • 望遠だと → 遠近感が圧縮される(奥行きがギュッと詰まる感じ)

この違いで、同じ場所でも雰囲気が大きく変わるから、写真の印象づけにも使える。

焦点距離は「写る範囲」「被写体の見え方」「背景のボケ方」を決める大事なポイント。
ズームレンズなら「ひとつのレンズでいろんな焦点距離」が使えるし、単焦点レンズなら「ひとつの焦点距離に特化」してて、より明るくてキレイに撮れるのが魅力。

「初心者は標準ズームレンズから始めるのがおすすめ」ってよく聞くけど、確かに万能感があるよね。
私のNikon D5300には、18mm-50mmの標準ズームに加え、55mm-200mmの望遠ズームも付いているから、さらに最強!
ま、実際は他にも色々と事情があるわけなんだけどね。

F値の正体とは、いわゆる「レンズの明るさ」

レンズの名前に「F1.8」とか「F3.5-5.6」とか書いてあるのを見たことあるかな?
これが「F値」または「開放F値」ってやつだ。
そのF値を変える事によって何が起きるのか、詳しく解説していこう。

F値で写真の「明るさ」が変わる

写真の「明るさ」が変わる
  • F値が大きい(例:F11)
    → 取り込む光が少ない(暗めの写真になる)
    → 日中の屋外や風景でよく使う
  • F値が小さい(例:F1.8)
    → たくさん光を取り込める(明るい写真になる)
    → 暗い場所でも撮りやすい

開放F値が小さい、明るいレンズを使えば、その分だけシャッタースピードを速めることができるよ。
これが明るいレンズを使うと、暗い場所でも撮影しやすいってことなんだ。

F値で背景の「ボケ具合」が変わる

背景の「ボケ具合」が変わる
  • F値が小さい → 背景がよくボケる(ふわっと)
  • F値が大きい → 背景までクッキリ写る(カリッと)

たとえばF1.8とかF2.8くらいのF値だと、背景をボカして主役を引き立たせるときに最適。
逆にF8やF11は、風景写真みたいに「全てにピントを合わせて鮮明に写したい」ときに使うよ。

F値の注意ポイント

注意ポイント
  • F値が小さい=ピントの合う範囲がすごく狭い
    → ポートレートを撮るとき、目にだけピントが合い、鼻先や耳がボケる…なんてことがある。
  • F値が小さい=レンズが高性能(そして高価)なことが多い!
    → F1.4とかF1.8のレンズは「明るくてよくボケる」けど…値段が高い。

F値を「絞る」「開放する」って何?

「もうちょい絞ろうかな」こんな言葉を聞いたことあるかな?
絞るってなんじゃ?

「絞る」っていうのは、「F値を絞る」ということ。
これは、F値の数字を大きくすること(例:F8やF11)で、レンズの絞りの穴を小さくするという意味。
光が入りにくくなって暗くなるけど、そのぶんピントが広い範囲に合うので、風景や集合写真などに適しているよ。

一方、「F値を開放する」っていうのは、F値の数字を小さくすること(例:F1.8やF2.8)で、絞りの穴が大きく開き、たくさん光が入って明るい写真が撮れるだけじゃなく、背景がふんわりボケて主役が引き立つ写真になるんだ。

F値を絞るか開放するかで、明るさや背景のボケ具合、ピントの合う範囲が大きく変わります。撮りたい雰囲気やシーンに合わせて調整するのがポイント。

レンズの種類別特徴、用途で選ぼう!

レンズは大きく分けると、以下の種類に分けられるよ。

レンズの種類
  • 標準ズームレンズ
    初心者の相棒!広角から望遠までカバーする万能選手。
    軽くて使いやすいから、このレンズから始めるのが良いかも。
  • 単焦点レンズ
    ズームできないけど、F値が明るい(F1.4とかF2.4)ので画質やボケ味が綺麗。
    花の撮影とか料理写真、人の撮影に最適。
    俺も最近タムロンの90mm F2.4(通称:タムキュー)を買ったけど、写りが綺麗なうえボケ感がヤバい。
  • 広角・超広角レンズ
    風景や建築物、室内撮影に使う。
    歪みが出ることもあるけど、ダイナミックな写真が撮れる。
    iPhoneの超広角レンズで撮った写真は、手前にグワッと広がってくる感じで面白く撮れた。
  • 望遠レンズ
    運動会とか野鳥撮影、動物園とかに最適。ただし重いし値段が高い。
    400mm以上の超望遠レンズは、値段が高すぎて手が出せないので、カメラガチ勢が所持するレンズだと認識している。
  • マクロレンズ
    写用。花や昆虫、小物を超アップで撮れる。
    「あ、これがマクロか!」って分かるくらい独特の写り方。
    いわゆる「物撮り」にも最適だから、一本持っておくといいかも。

ズームと単焦点、どっちがいいの?って聞かれたら、両方持っておくのが理想だけど、そこは懐具合と相談。
標準ズームレンズと、マクロ撮影が可能な明るい単焦点レンズが1本あれば、かなり楽しめると思う。

まとめ:レンズ選びは写真の個性を決める!

結局、レンズの選び方って「どんな写真を撮りたいか」で決まるんだと思う。
綺麗な風景を広く撮影したいなら広角、ポートレートや花を綺麗に撮りたいなら中望遠の単焦点、野鳥やスポーツの撮影なら望遠…みたいな。

「どれか一本さえあれば完璧!」ってレンズはないから、先ずは標準ズームレンズを使って焦点距離の違いに慣れること。
後は自分の撮りたい写真に合わせて、少しずつ揃えていくのがいい。
俺も少しずつレンズを揃えているよ。

焦点距離とF値って最初は難しいけど、実際に使ってみると「あぁ、こういう事ね!」って感覚でわかってくる。
理屈より実践!写真を撮りまくって、レンズの個性を体で覚えようぜ!

次回は「撮影モードの使い分け」について書いていくよ。

んじゃ、またね。

あっちけい
Photography Blogger
花と風景の写真を愛するマスクマン。
マスクの下は意外と常識人。
Nikon D500を片手に、今日も撮影に出かける。

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