入門編5・ISO感度とは?なぜノイズが発生するの?

こんちは!Photograpy Bloggerのあっちけいです。

先日、夜間スナップの撮影方法を調べていたら、「ISO上げないと暗くて撮れないよ」って書かれてたんだよね。
「ISO?イソ?どんな国際規格だよ?」って、何か特別な資格が必要なのかと思って少し焦った。

実際、夜間にスナップ撮影すると、シャッターが遅くなってブレブレになるんだよね。
私と同じ状態で困っている方もいると思う。

そんなわけで、ちょこっと調べてみたら、ISO感度っていうのは、カメラの「明るさ」に関わる超重要な設定だった。
今回は、そのISO感度についてシェアしていこうと思う。
是非最後まで一緒に学んでほしい。

目次

ISOって何?簡単に言うとISOは「感度」だ!

ISO感度の数値例
  • ISO100:基本感度。晴れた日の屋外撮影に最適
  • ISO400:少し暗い屋内など
  • ISO1600:夕方や室内の暗めの場所
  • ISO3200以上:夜景や暗い室内

ISO感度っていうのは、簡単に言うと「カメラがどれだけ光をとらえるか」を表す数値。
数値が大きいほど光に敏感になって、暗い場所でも明るく撮れる様になる。

私も最初は「なんで感度?フィルムじゃないのに」と思ったけど、デジカメのイメージセンサーにも光に対する感度があるんだ。

高感度の罠、ノイズとの戦い

「じゃあISO感度をガンガン上げれば余裕じゃん!」…って思うよね?
私も最初はそう思った。
でも、そんな簡単な話ではなかったんだ。

ISO感度を上げると出てくる問題、それが「高感度ノイズ」。
夜景なんかで、写真がザラザラっと粗く見えるアレだ。

実はISO100くらいの低い感度でも、ノイズは発生している。
ISOを上げると感度が増幅され、ノイズも一緒に増幅されるので、ISO感度を上げるほどノイズも増幅されて目立つってわけだ。

で、さらに深堀してみると、高感度ノイズにもタイプがある事がわかった。

高感度ノイズの種類
  • 輝度ノイズ:白っぽい粒々(明るい部分に出やすい)
  • 色ノイズ:カラフルな斑点(暗い部分に出やすい)

どっちも厄介なノイズだけど、現像ソフトである程度は除去できるみたいだ。
けれど「撮影時に抑える」のが一番だよね。やっぱり。

カメラごとにISOの高感度耐性は異なる

実は、カメラによって「許容できるISO感度の数値」が異なるんだ。

私が持っているNikon D500は、比較的高感度耐性が高いので、ISO3200でも結構キレイ。
だけど、Nikon D5300はISO1600あたりからノイズが目立ち始める。
カメラによって高感度耐性が全然違うから、自分のカメラの「許容ISO感度」を知るのも大事

しかし、これがフルサイズのイメージセンサーを持つカメラだと話が変わる。
強い…フルサイズのイメージセンサーは高感度耐性が強い!

これは「センサーが大きいほどノイズに強い」という法則。
なるほどね。
あっちけいは、フルサイズのミラーレスカメラを買うモチベーションが上がった。(金は無い)

ISO感度を使いこなすための3つの基本ルール

実践から学んだISO設定の鉄則はコレ。

ISO設定の鉄則
  • 必要最低限のISO感度を使う:明るい環境なら、ISO100など低めに設定すると綺麗に撮れる
  • 三脚があればISO感度を上げなくてもいい:シャッタースピードを遅くすれば低ISOでの撮影が可能
  • 明るいレンズを使う:F値の小さいレンズなら低ISO撮影可能

レインボーブリッジの夜景を撮影した際、三脚を使ってシャッタースピードを5秒、ISO200で撮影したらノイズなしのキレイな写真が撮れた。

自分がプロになったかと思ったね。

夜間スナップ撮影、高感度との付き合い方

夜間スナップ撮影のポイント
  • シャッタースピードの確保
  • 環境光を活かす
  • ノイズリダクションの活用
  • 状況に応じてISO 6400も視野に

夜間のスナップ撮影では、三脚を立てている余裕なんてない。
こういった環境ではISO感度を3200くらいまで上げ、手ブレや被写体ブレしない程度までシャッタースピードを早めてみよう。

1. シャッタースピードの確保

夜間のスナップ撮影では動きを止めるために最低でも1/60秒、できれば1/125秒以上を確保したいところ。

  • 明るいレンズを使う(F1.8やF1.4などの単焦点レンズ)
  • シャッタースピード優先モード(S/Tv)で撮影し、ISOオート(上限3200~6400)を活用

これで、手ブレや被写体ブレを抑えながら撮影できる。

2.環境光を活かす

夜間スナップでは、街灯やネオン、車のヘッドライトなどの光源を意識して構図を決めるのが重要。
ISOを上げすぎず、適度に光を取り込める場所を選ぶのも手。

3.ノイズリダクションの活用

  • カメラ内の高感度ノイズリダクションを「弱」or「標準」に設定
  • RAW現像時にノイズリダクションを適用(Lightroomなど)

JPEG撮って出しなら、カメラのノイズ処理に頼ることになるけど、RAWなら品質を損なわずに後処理で調整可能できる。

4.状況に応じてISO 6400も視野に

最近のカメラならISO 6400でも十分耐えられることが多いので、どうしてもシャッタースピードが確保できない場面では一時的に上げるのもアリ。

むしろ、無理にISO 3200に抑えてシャッタースピードが落ちると、ブレて使えない写真になる可能性があるので、その場で最適なバランスを探るのが大事だよ。

オート ISO設定は意外と使える

「ISO感度いちいち設定するの面倒くさい…」って思ってる人には「オートISO」がおすすめ。
最大ISO感度を設定しておけば、カメラが最適なISO感度を自動で選んでくれる。

私の場合、ISOを自動に設定。ISO感度の上限を6400にしている。
これにより、夜間でもブレを発生させずに撮影出来ている。
ISO感度の上限設定は、自分のカメラと相談しながら決めていこう。

「これ以上は画質が落ちるからヤダ!」っていうリミッターをかけられるのがいいね。

まとめ:ISO感度は「光との妥協点」を探るツール

ISO感度、結局は「暗い環境での撮影」と「ノイズの少なさ」を天秤にかけるツール。

高ISO=暗いところでも撮れるけどノイズが出る
低ISO=キレイだけど光が必要

状況に応じて最適なISO感度を選ぶのが上手な写真を撮るコツ。
俺もまだまだ修行中だけど、少しずつ感覚がつかめてきた気がするよ。

次回は「露出の仕組みと三要素」について掘り下げていくよ。
んじゃ、またね。

あっちけい
Photography Blogger
花と風景の写真を愛するマスクマン。
マスクの下は意外と常識人。
Nikon D500を片手に、今日も撮影に出かける。

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